有限会社杭田建具店

~春夏秋冬~ 建具店より

ガラリ

おはようございます。

幼稚園へ納めるトイレの建具でございます。

”ガラリ”がついております。

幅の狭い羽板を、ななめかつ平行に何枚か重ねた部分が”ガラリ”と呼ばれる箇所です。

ここから空気の入れ替えができます。

建具のデザインの一部にもなっています。

デザイン性だけでなく、それが果たす役割は決して小さくありません。

昔の建造物は木材を中心とした天然素材でできており、

気密性が低く、いわば建物全体が呼吸をしている状態でした。

現代では使われる建材の変化や技術力の向上によって、気密性や断熱性が格段に向上しました。

しかし、丈夫で快適な建物が建てられるようになった一方で、空気の入れ替えにおいては

自然にではできなくなってしまいました。

そこであえて空気の出入り口を作ってやり、緩やかに換気する装置として

”ガラリ”が設置されるようになったのです。

ちなみに、”換気扇”ですが、こちらは機械の力を使い、強制的に空気の入れ替えをしています。


「ガラリ」

まるで、建具の開け閉めをする際の効果音のような呼び名ですね。

親しみやすく、覚えやすい名前ではないでしょうか☆

専門用語を覚えて言えるって、少し気持ちが得意げになれて嬉しいですよね!
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