有限会社杭田建具店

建具屋Blog ~春夏秋冬~

琵琶の木

こんにちは。

私が子供のころ、学校へは集団登校をしていて、その集合場所近くのお宅に琵琶の木がありました。

琵琶は枝にたわわに実り、且つ一つ一つはそれほど、大きくはありませんでした。

つまり、人の手を加えず、自然の成り行きのままになっていたというわけです。

そのお宅の前には用水が流れており、手を伸ばしたところで届かないびわの様子は、

我々子供たちにとって、大変魅力的なものに映っておりました。


そんな懐かしさをもって、先日ある方から、琵琶の木に関するお話を伺いました。

その方は、琵琶の木に関する迷信のお話をされました。

庭に琵琶の木を植えると、良くないとされているのよ。とおっしゃいました。


後から調べてみると、病人が絶えない、だとか、不幸を招くだとか、

ぞっとしてしまうような内容が書かれてありました。

ですが、病人が絶えない。これに関して言いますと、琵琶の葉が民間薬として重宝され、

病人がその葉を求めて家に集まったことが由来でした。

病人が集まる=縁起が悪いという、少々誤解の部分も含んだお話なのです。

民間薬として、重宝されるだけあって、琵琶の木の持つ生命力は大きいようです。

根が強く広がり、塀や家の基礎に影響を与える可能性がある、とも書かれていました。

琵琶の木には、大変有難い一面があると同時に、家の庭に植えるにはちょっと・・・・という

何分気の毒な扱われ方をしているという事実がありました。

今の時代に、その言い伝えは、どこまで受け継がれていっているでしょうか。

用水の向こうで実った琵琶の実、とても懐かしいものとして今も鮮明に覚えています。
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